―回想・ごちそうさま―[ 不安になったぼくに、ヘクターせんせいはいつも通りの話し方をしてくれた。>>747………不思議だな、それがぼくには、とても安心できることだった。だって、せんせいは、ぼくを食べる事が当たり前って思ってくれているってわかったから。] ……ダメに、ならない [ ぼくはヘクターせんせいのお話しをジッと聞く。せんせいが抱きしめてくれたら、ぼくも精一杯抱きしめ返す。“いのち”の大事なお話しをしてくれている。それはわかってる。わかってるんだ……だけど、ごめんなさい。] せんせ…や、だ!![ ぼくはすぐに気をとられちゃう。今はヘクターせんせいの言葉の、全然ちがうところに気を取られちゃった。]
(813) 2016/10/09(Sun) 20時頃