…!
うたった! すごいすごい!
[あっためるのには成功したみたい。>>728
ぱあ、と少女の顔が一気に明るくなった。
どうなってるんだろう?って石を卵をひっくり返してみても、石に口なんてなくって、頭に疑問符が増えていくばかり。
そしたら今度は、冷やして見よう。
せんせいの注意は話半分に聞いて(聞き流して)>>729、もう一度、同じように、今度はつめたいものを想像する。
ひんやりとした水晶の卵を撫でたときの温度、井戸のお水でよく冷えたスイカの冷たさ、暖炉であったまったお部屋から冬のお外に出たときのピリッとした空気。
ちゅん、と少し聞こえたような気がしたけれど、それは一鳴きで沈黙してしまった]
……あれ?
でも、いま、鳴いた! 鳴いた、よね?
[黙ってしまった石を急かすように卵をぺちぺちとはたいたけれど、それっきり。
でも、たしかにさえずりは聞こえた。よね?とせんせいに同意を求める。
うまく出来た、って褒めてほしかったの。*]
(790) 2016/10/09(Sun) 19時半頃