[食堂に入ってきた私に気づかないほどにピッパは作業に集中していたらしく。驚いた声に私も少し吃驚して、少女が何かを慌てて抱えるのをぱちぱちと瞬きをして見つめた。>>696内緒の何かなのだろうかと、隠したものについては言及はせずに食事の後片付けへの指摘に口を尖らす様子を微笑ましく眺めながら厨房のほうへと向かおうとして] そうだよ、これは夕飯の材料と… 果実は新鮮なうちに今食べてもいいよ。[私の抱えた食材に弾む声音はいつものピッパだ。>>697食いしん坊の少女と、小鳥に私はプレゼントを渡す。蜂蜜の原型を知らない少女に、その正体を教えるのは小さな彼女の相棒。>>698] さて、何かな。 タマと確かめてみるといい。
(746) 2016/10/12(Wed) 21時頃