それじゃあ、ええと。
本当に繭身のせいじゃないと思うんだけど。
ごめんね、今夜はお言葉に甘えてもいいかな?
明日からは、他にどこかないか探してみるから。
[どこぞで恐ろしい計画>>665が始動したことを知らないながらも、一刻も早くこの場を去りたい。
そもそも一連の出来事は目の前の少女の従兄弟の手によるものであり、少女の家の離れに身を寄せるのが果たして安全かなんて、考えが到るわけも無い。
この寒さを凌げればどこでもいい。風邪が酷くならなければ、それで構わない。
青年は基本的に申し出を決して断らない。繭身の申し出>>670に申し訳無さそうにそう言った。]
勉強?構わないよ。僕で分かることなら、喜んで。
[宿代は多少なりとも支払うべきか悩んでいたところでの瞳を覗き込まれての提案。
むろん、断る理由なんて無い。施設で年下の勉強を見ていたし、塾の臨時講師をするくらいには教えることに慣れている。
無料であるならそれに越したことは無い。微笑んで快諾した。]
(684) 2013/12/10(Tue) 00時頃