— 回想:文化祭準備 —
[>>501桜ヶ台さんが口にする言葉を聞けば、なんだかぼくが照れてしまう。
平成最後とはよく言うものの、ぼくにとってはそれはあまり関係なくて、
ぼくはぼく自身のために、何かを残したいだけだったから。
彼女にもノートを貸すことがあった。>>502
役に立てていたのなら幸いと、今日もぼくは頷く。]
うん、どうぞ。
当日か……まあ、委員長の指示に従って、人手の足りなさそうなところのヘルプかな。
勝手が分からないから、邪魔にならないようにはしたい。
あ、でも、接客だけは遠慮したいかな……。向いてない。
[そう言って苦笑する。そりゃあ、根が引きこもりなのだから、仕方ない。
どうしても忙しい時は仕方ないけど、戦力には数えないでくれるといい。
ぼくの希望が通ったかどうかはともかく、
庶務はちょっかいをかけられながらも、満更でもない時間を過ごしたのだった。*]
(679) 2018/08/20(Mon) 22時半頃