[透明のたまごはおっきくて、そっと触るとゆるく転がり、ぎゅっと抱えるとつるりと滑る。
シルクちゃんが、先に選んで、と言うけれど。>>487
あたしは、ちょっと困ってしまった。くれるでしょ?って思っていたのは本当だけれど、いろんなのがあるんだもの。
まだうけとった子は少ないみたいで、どうせならみんなで話し合って決めたかったのだけれど。
急かしてくるのはせんせいの声。>>507]
だ、だめ! 欲しい、せんせい、ちょうだい。
[そう言って、抱き締めては滑らせて手遊びしていた一つを慌てて確保する。
シルクちゃんもちょっぴり絶望してるみたいな声を出して、砂糖水に浮かんだ氷みたいなのを選んでいた。>>573
交換しても良い、と言われたなら、ちょっと安心。
一息ついて、腕のなかの卵を見下ろした。
転がすたびに色を変える石がたくさん入っているそれは、つるりとまんまるで、触るとしっとり。>>48
苗木の植わっているものも気になったけれど、これは畑が好きなマリオちゃんが選ぶのかな?――と、既にマリオちゃんが受け取ったと知らない少女は想像をつけて]
(679) 2016/10/09(Sun) 14時頃