199 獣[せんせい]と少女 2


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 街の外へ出れば獣へと姿を変える。]

 あたたかい紅茶を飲んで、
 身体が温まって眠たくなったろう?

[ …きっと、それだけではない。
 少女の時はあとすこし、
 あとすこしで、──────、 ]

 乗りなさい。
 君を落とさないようゆっくり歩くよ。

[ 君が手を繋ぎたいと言うなら
 それでも構わない。

 森の奥までの道のりは
 今の君には遠すぎるから、
 心配そうな顔はするかもしれないけれど。]

(667) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 17時半頃

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