[ それからは、私の(私たちの) お気に入りの喫茶店でくつろいで。 あまり長居すると名残惜しくなるからと。 そう思っていたのに、 結局ここを後にしたのは夕暮れ時。 ぽつりぽつりと灯り出すランタンの炎。 赤く燃える炎は誰も傷つけることはない。 …誰にも触れること叶わなかった獣は、 誰かの温もりに触れることが出来たのだろうか。]*
(666) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 17時半頃