人狼議事

276 【素桃村7】四月と、春に焦がるる白い羽根


【人】 常世倶楽部 アオ

― 中庭 ―

[望は東屋の椅子に腰を下ろしていた。
 テーブルの上には一枚の紙。
 白色無地の紙は彼方の先に繋がっている。

 左手で紙を押さえ、右手にはペンを持つ。
 右腕を振るえば白い紙の上に線が走っていく。

 線が増えれば形が次第に出来ていく。
 白い紙に描かれたるは一組の男女の姿。

 互いに背を向けた姿ではあるものの。
 視線が互いを認めていた。

 微妙な距離感のある二人。
 その狭間に描くは一本の枝である。
 枝は月桂樹のものを。
 二人と取り巻くように纏わせてその先端を互いの胸へ――]

(653) 2020/03/29(Sun) 20時頃

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