108 裏通りの絆


【人】 粉ひき ケヴィン

  ―――――パンッ



[乾いた衝撃音を、耳が拾ったとほぼ同時、
右肩に、熱された火かき棒ででも刺されたような、
熱くえぐられる痛みに、ゆらと体躯が傾いで肩膝をついた。]

な……っ!?

[驚きに、視線は痛みの元へと走るが
背の側のそれは視界には入らず、
代わりにコートの袖から、ぽつりと赤い色が落ち、体が強張った。]

(630) 2014/01/23(Thu) 03時頃

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