人狼議事

199 獣[せんせい]と少女 2


【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[小鳥は死んでしまったけれど
まだ、シルクの心の中では生きているのではないかと私は思う。
デメテルのおはなしの中に小鳥が生きていたように。

糸の染色を教わりにきていたシルクが何を作っていたかは
具体的には私は知らないけれど
それが誰かのためのもの、ならば、
距離が離れてしまっても、シルクの作った何かを通して
繋がっていくのだろうと。

糸のように細く繋がる縁だけではなく
シルクの思い出と共にそれは、
託された誰かの中にシルクがずっと
居続けることになるのではないだろうか。

獣は少女を食べ、糧とする。
それは私にとって、当たり前のこと。
それを寂しいと思ったことは――……
私の右手が小さく痛んだ。
小さく頭を振ると、私は左手でシルクの頭をただ、黙って撫でた。*]

(578) 2016/10/11(Tue) 21時頃

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