[母と仲睦まじいお相手様が、俺ん家で水入らずの時間を過ごす日も増えていて。
結婚まで考えてるということも盗み聞きしたから、だんだん居辛くなってて。
いやさ、幸せなのは結構なんだが、俺が邪魔しちゃ世話ねえから、
夜遅いバイトを理由に、幸せの輪の中に招かれるのを拒否し続けてる。
そーいう事情を、抱え込んでることは誰にも言わない。
まあ、でも。
たったそれだけの理由で続けてるバイトでも、こうして、
普段そんなに雑談する相手でもなく、たまーに男子の輪から漏れ出た下ネタに冷ややかな目線を浴びせてくれるだけの、
志水と話す機会がちょっと増えたのは、悪くないかなって思ってたりする。
下品なハナシ以外もできるんだからね俺。見損なわないでよね、なんて。
その後、志水はなんでバイトしてんの?と社交辞令のように軽く聞き返して、
>>526貰った答えに、ふーん、と相槌を打つだけの。そんなやりとり。*]
(575) 2016/09/14(Wed) 20時半頃