[ねえ、シルク。
あなたがわたしとピッパにキスをしてくれた日、しっかりと覚えてるわ。
あなたはいつも何か言いたげだけど、わたしちゃんと聞いてあげられなかった。
もっと、きちんとあなたに耳を傾けていれば、あなたのことをもっと抱きしめられたのかしら。
そんなことを思い出したから、わたしは付け加えたの]
それとね、シルクの声も聞いてあげて。
言いたいこと、あるかもしれないから。
ちゃんと伝えて、聞いて、そうしたらきっと、せんせいの気持ちも、シルクの気持ちも、伝わるかもしれないわ。
[あなた達がうまくいくかどうかは、わたしにも分からない。
でもね、二人を信じてるの。
全身の力を抜けば、わたしはそのまま一歩下がるわ。
見送る人が必要なら見送りましょう。
ひとりが怖いならいっしょに探しましょう。
わたしは、今、ヘクターせんせいの味方でもあるし、シルクの友だちでもあるから。
あなた達に味方したい]*
(556) 2016/10/11(Tue) 19時半頃