[湯にぷかぷか浮かぶシルクを心配する戦士二人に、何事かと視線を巡らせるが、どうやら大事には至らなかったか。
花園の陽気とは違う湿った空間は、声を響かせる。>>500]
(な、なんじゃ。なん、じゃ?)
[外に響く見送りの声は、残念ながら初めて識る水着と戯れる耳には届いていなかったから。
呼び名が孕む安堵の理由は解らなくて、ただ、名前を呼ぶ声音に心配そうに首を傾け。こんな時でももじゃっとした髭で窺いきれない表情をなんとか覗こうとするが、恰幅のいい(けれど先ほどより少しへこんだ気もする)腹も邪魔して届かずに。]
確かに洒落た形をしておるが。
お主には随分、小さいようだの。
[穴が空いているのは、室内で被るようなのか。
同じものをショコラが被っているのを見て、小さく笑う。
シルクと目が合えば、かのじょを真似て指を二本立て、ホレーショーの纏う水着には、目をちかちかさせて。]
(511) 2015/12/15(Tue) 00時半頃