………とかいって夢中になったら周りのこと見れへんのお前やんか。[失笑。歯の裏側が震えるみたいな笑い方。小学生じゃない。もう大学生だ。迷子になんかきっと、ならない。伸びて結局触れない腕>>406の長さが、あの時触れた手>>157と、手のひら>>321と、力>>370を思い出させて、] ( なんでこんなに、───こんなに、……胸が、苦しくなるんやろ。 )[息が詰まる。自分から投げたくせに視線が絡み合えば、いとも容易く、言葉がつっかえそうになる。] ………それがきっかけって、…お前、普段撮ってるものと全然ちゃうやん。[やっとの思いで吐き出したのは思い出。]
(506) 2015/11/22(Sun) 23時頃