[畑で野菜を収穫する作業がひと段落ついたら少女の顔に付いた泥や汗をタオルで拭って、タマが私の肩へと飛んでくれば、少女の頭に小さな花を髪に飾った。花を飾ることでこころの中に植えた花が増えるのが止まるわけではないけれど。私は、少女の瞳を見つめて、肩の上のタマを見てそれから空と、海と、視線を泳がせてから―その様子はどうにも、おかしく映ったかもしれない―]
(481) 2016/10/18(Tue) 22時頃