……まあ、何かあったら、 これからの検査でわかるよね。[そんな風に結論付けて、再びカップを口元に運んで][カシャン――][口唇に触れたカップを、思わず取り落とす。 ソーサーの上、ミルク入りの紅茶が倒れて零れた] ―――……あ っつ、[カウンターから滴り床をぬらす紅茶を前に、 ぼんやりと口唇を抑えて、不思議そうに瞬いていた。 先ほど口に運んでいた紅茶が、今は飲めないほどに熱かった]
(481) 2011/06/15(Wed) 19時半頃