おい、なんだその格好は。
[>>460甫嶺が前をはだけたままで食堂にに現れたなら、第一声は遅い、より先にそちらへの指摘になった。
というより目に毒だ。言うだけ言ってさっさと目をそらす。
ピントの合わない目でよかったとほっとするのと、
ピントの合わなかった細部を脳内で保管してしまう自分にいらいらしてしまったのとで、
筧出ほどではないが眉間に皺が寄った。
さっさと食べて、風呂に入って寝てしまおう。
そう思いながら食事を始める。酒も、程々に飲む。]
――っ、
[途中、グラスまでの距離を見誤って指先で酒の入ったグラスを小突いて倒しかけた。
誰かに見られていたなら、飲みすぎたかなと言って誤魔化すけれど。
飲みすぎになるほどには飲んでいないし、
やはり右目を時々気にする様子は誰かに気づかれたかもしれない。]
(465) 2013/02/18(Mon) 09時半頃