[それに、なにより。 どれだけ怖れ、怯え、竦んでも。 結局、彼女は主の下へ戻らねばならない。 何処にも行けない魂はすり減るだけと知っていても。 いつ、足元の薄氷が砕けるか分からないとしても。] お大事に、ケイトさん。[駆けだしたか、留まったか。 どちらにせよ、 その背に掛けるのは同じ言葉と同じ名前。]
(463) 2019/10/12(Sat) 03時半頃