人狼議事

199 獣[せんせい]と少女 2


【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[おかえりをいう時を待って、
私は少女の手を握っていた。

指先の感覚がないのは、
少女の手から温かさが失われていくように感じるのは
きっと気のせいだと自分に言い聞かせて。

どれほどそうしていただろう。

いつもなら、お腹が空いたと鳴き始める時間になっても
タマは横たわるピッパの顔の傍に寄り添ったまま。

私は、震える手で少女の胸元の釦を外した。

"ここまでだと思う。"

少女が言ったその位置に、
咲いた哀しいほどに美しい一輪の花の上に、

温かい雫が落ちた。*]

(462) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃

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