[レグレシアの外へ出て行こうとする、東方の姿をした少年。その懐には、レガリヤと非常に良く似た、濃い闇の気配漂わせる鞘。唯で見過ごすには不安が過ぎる彼の情報は、暫く後、教団の者には内密に伝えられる。同時に、遺跡を探している様子だとも]
…………えぇと……。
さっき酒場のおばさんから聞いた話だと。
正門を出て北西へまっすぐ10分も歩き通せば、火聖霊サラマンデルの遺跡。
更に西に道なり8分で、光聖霊リーヴィスの殿堂があって…。
[何処かわからない路地を歩き、ともかく正門を目指す、東方の少年。地図とにらみ合いながら歩き、視野はとても侠客なのに、ひょいひょいと道をスタスタ歩いていく。
だからアマトは気づかない。そうして市外を歩く内に、黒衣のフードに身を隠した少年と偶然にも鉢合わせることに>>456。黒衣の少年が気づけば、正門へ向かう曲がり角へ姿を消したアマトの背中が確かに認められたろう*]
(462) 2014/08/15(Fri) 19時半頃