[化け鼠は、正体を騙らない。業を煮やす。再びの飛び出しはしない物の、随分はぐらかす、飄々した風情に視線を強くして。然し、先程の返答を、青年が噛み砕いて解釈した言葉に。横合いから棒を突き出された様に、驚いた顔を浮かべた] ……えっ、俺? なんで、明之と俺が出てきたの……?[調律師の役割、流石に少年もその大切な事を知らない訳ではない。然し想定外なのか、突然喰らったそれに瞳を驚かせながら、鼠を招くセシルの事を見ていた]
(460) 2013/09/30(Mon) 01時頃