[リツの拒絶に、驚いて少し眼を見張る]
……困りましたねえ。
おにいさんで遊ぶのが、嫌ですか?
[眉を下げるが、眼には興味の色が乗る。キルロイの挑発には苦笑ひとつこぼして、視線はリツに向けたまま。
細い触手の繊毛が、リツの下肢に絡みつく。素肌を撫で回し、腿に吸い付いて痕を残す。
内側に潜り込んだ触手は核心の場所には触れず、ただ快と不快の狭間を刺激する。
兄に見せつけるように、蛞蝓が首筋から頬に粘液の跡をつけて這った]
[一方キルロイの方に与えるのは、快楽だけだ。
結腸に潜り込んだ触手を蠢かせ、奥の襞を吸い尽くす。
未だに栓をされたままの男根に、リツに這うものと同じ蛞蝓がのろのろと登り刺激を与えた]
[しかし、「遊び」もそろそろ終わりにしなければなるまい。
四階に到達されたことは確認しており、キカも仕事を終えていた。
残るは、と兄弟の方を眺めて微笑んだ**]
(460) 2016/06/06(Mon) 09時半頃