人狼議事

270 「  」に至る病


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[一刻も早く帰りたいのに
長らく引き篭もり、また元より虚弱な痩躯は
思うように足が進まず、息を切らす。
教授との時間は充実したものではあったが
その分、反動も大きかった。

駅のベンチに腰をつき、時計台を見遣る。
うちに来ている筈の眷属はもう帰っただろうか。
小さな子どもが連れてきた、小さな子。
もっとも、うちひとりは保護者で、吸血鬼で
有名な菓子会社の社長と知って驚いたっけ。>>1:365

屈託ない笑顔に圧倒されながら、
嗚呼、自分がもし吸血鬼だったのなら
問題なく跡を継がせてもらえたのかもと考えて。]

(458) 2019/10/12(Sat) 03時半頃

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