[寝るのが怖いのだと、少し苦笑交じりに告げる。
一度、起きれなくて仕事に穴をあけかけたのが原因だと嘯いて。]
さっきセシルが、急に寝込んじゃったりしたから。
アンプルの副作用に睡眠作用があるなら……困るなぁって。
もし、俺が変なところで寝込んで起きなかったら
ミチル起こしに来てね?
結構、強めに揺さぶってくれて構わないし。
[そんな風にお願いを告げて、アンプルを打つというならば、素直に左腕を差し出す。
疑いがないのは、セシルとミチルに関しての会話があったからだろうか。
そもそもあまり警戒心がないのもあるかもしれない。
じっと薄桃色が血管に吸い込まれていく様子を紅は見詰める。]
……これで問診は終わりかな?
[薄桃色が全て身体の裡に入ったのを見届けた後、ミチルとの会話はあっただろうか。
あれば素直に答えた後、問診が終われば個室を後にした。]
(456) 2011/06/15(Wed) 10時半頃