[そうして落ち着きを取り戻したマーゴに訊ねたことには、聞くという返事を貰い>>442、それには彼女が見えないのを良しとして、痛みに耐えるように眉を寄せた。一度首に抱きついてきたマーゴの背を、再びあやすように撫でてやる。そして告げたのは、おぼろだが紛れもない、この村の同族が過ちを侵したという事実で。時折スティーブンに視線を向けながら、静かに話していく] ……マーゴの時も? そっ、か。[呟かれた少女の言葉に、彼女の両親の死の真相を垣間見た気がして、男はそれ以上口に出来なかった]
(452) 2015/05/14(Thu) 22時頃