104 愛しい貴方を逃がさない!?


【人】 村娘 ラディスラヴァ

― 営業中 ―

 ミケちゃんとヒヨちゃんとチョビちゃんのお兄さん。
 いらっしゃい。

[某獣医学部に通う獣医の卵が、大型犬と一緒にやってきた。
その手には、小さなあみぐるみのマスコット]

 あら、可愛い。
 女の子からプレゼントされたのかしら?

[犬と猫、それと商店街のゆるキャラ『くまっしー』のあみぐるみをその青年が手にしているのを見て、口元を緩ませる。
しかし、この店の外、窓の近くに落ちていたと聞けば、あら…と首をかしげた]

 うちの店では扱っていないけれど、お客様の誰かが落としていったのかしら。
 今日いらしたほかのお客様たちが今度来店された時に、訊いてみるわね。
 ええ、お預かりしておくわ。

[まさか、それが自分宛の贈り物だったとは、気づく事もなく。
青年からそのあみぐるみたちを預かって、レジカウンター近くの『お忘れ物カゴ』に入れられる事になるのだった]

(450) 2013/12/09(Mon) 03時頃

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