お前にとってそれ、〝なんでもないこと〟じゃなくて、 ヤなこと? きもちわるいこと?[あっけらかんと答えて、それから先程動きを止めた腕を動かして、流れるような髪を梳くように撫でる。こんなに簡単に触れることが出来たんだって、どこか他人事みたいな感想を陰で抱きながら、目線を合わせた] お前のこと嫌いなら、関わらない。 お前が退いてどうすんだよ。[あの時の言葉>>192をそっくりそのまま返して、ぐしゃぐしゃと髪を乱す。女の子みたいだ。そう思ったけれど触れる骨格は男のものだ。ちぐはぐでどちらともつかずな姿は、まるで道に迷う子どもみたいにも思える]
(450) 2017/09/19(Tue) 00時頃