109 Es+Gossip/Amnesia


【人】 掃除夫 ラルフ

 これで後は――……

 君のナカを、
 僕のモノで満たせば良いだけか。

[俯せにされたフィリップの背後から、
そんな呟きと、カチャリ、カチャリという金属音が聞こえてくる。

それは青年が自らのベルトに手をかけたその音に他ならず。

少年に自らの運命を自覚させるように、ゆっくりと。

例え逃げようとしたとしても――…
その脚には、自らずり下ろした着衣が絡むことだろうか*]

(448) 2014/01/31(Fri) 05時頃

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