……ヤナギ。
僕は、君に守られるのは、 嫌だ。
[>>432それは恐らく、初めて己がヤナギへの不快を明らかにする発言だった。
>>433彼らしくなく荒らげられた言葉はまさしく正論で、だからこそ余計に不快感は煽られた。
ラルフの上着に皺が寄るのも構わずに、ぎゅう、と袂を強く握ったまま、責めるような目に黒い双眸をじ、と返す。
張り詰めた雰囲気をようやく微かに解すのは、>>434>>435ラルフの声が聞こえてから。]
僕は、戦闘員じゃないけど、一般人でもない。
自分の身を守るぐらいなら出来る。
[それが出来ずにこのざまであるのだから、説得力も何もあったものではないが。
覚束ない足取りで、それでもラルフの側を離れ、Jとヤナギから距離を取ろうと数歩を歩む。
それだけで膝が震え、ぼたりと太腿から塊状になったオークの精液が落ちた。]
(443) 2016/06/06(Mon) 08時頃