勿論、当然だよ。炎は焔れるべくして燃え上がるのだから。[然し何かが掛かる言葉尻、何故、こうもこの男は此方を嫌悪しているのだろう>>415。もしかすると、この仮面の胡散臭さが原因なのだろうか、と見当違いの推論を考えはするが]――既に、ファブロス"真文"の封印は、此の手の中に解放された。セラの王足る資格を持つ者達は、真理の深奥を覗く権利が与えられるんだよ。[遣い手は、そう。どうせ今はその言葉の意味など解るまいと、煙に巻くつもりで知識を与えた>>415。だが、流石に遣い手でも、知りよう筈がなかったのだ]
(440) 2013/05/23(Thu) 00時頃