[確かに目があったと思ったのに。 他人の空似ではないと思うのに。 ああ、でもまともに顔を見たのはなん年ぶりだった? 大きく息を吸い込み、 肺腑から淀んだ空気を吐き出して。 男は、九想屋の入り口まで降りては そばのベンチに腰を下ろし、手のひらを見た。 そこには女王の銀バッジ] ………ああ、今日のミッション。 どうなってんのかな………?[ぽつり、小さく呟いて。 こんな時に大人は酒を飲み煙草を吸いたいのだろうか …そんなことをぼんやり、考えていた]*
(439) 2017/06/18(Sun) 22時頃