[そうして問うた先の、彼の反応はどうだったろう。
首を傾げて返答を待っていたのなら、俺の呟きが聞こえたらしいルーカスの声>>432にぱちりと瞬きを。
彼が言うには、もしかしたらこの場に米があるかもしれないとの事。
……流石こんな所にそんなものは無いと、そう思い込んでいたのだけれど、そうでもないのだろうか、なんて。
けれど、指差された先は冷蔵庫。いやいや流石に、あるとしてもそんな所には――と、冷蔵庫を開けた先には。]
……………。
これは常温保存で良いはずなんだが。何で冷やされているんだ。
[冷えた空気の中に鎮座していたのは、まぎれも無いインスタントの米。
"食べたらわかる、○○○のご飯!ちょっと炊くより美味しいよ!"、という宣伝フレーズの通り、下手な米を炊くよりは美味いと思うそのインスタントの米を取り出せば、何とも言えない気持ちで手の中のそれを見つめる。]
(434) 2015/11/22(Sun) 15時頃