[貴方と、作品の話をしている時は、気が楽だ。
友人として、そして貴方のファンとして、実に "自然" な距離を取れていると思うから。
貴方の顔を見つめても、貴方の作品の話をしているのだから別段不自然ではないだろう。
話に熱が篭ってしまうのは反省はするものの、それでもそれには "明かせる" 理由が付いてくれる。
それに、ほら。
俺が貴方と作品の話をしている時には、貴方の表情も幾分か和らいでくれる>>391ような気がするから。
――口下手な俺でも、この時ばかりは貴方の事を退屈させていないのではと、そう自惚れる事が出来るから。
握った手は、徐々に徐々に温かみを増していく。
俺の体温が貴方に伝わったのだと思えば、近付いた二つの手の体温が何故だかとても嬉しくて。
けれど今日は本当に、何もかもが良いことずくめ。
部屋も、探索も貴方と一緒だなんて……そんなにも貴方を、独り占め出来るだなんて。
あぁ、けれど早く返答をしないと、また誤解されてしまいそう。
寄せられる形の良い眉>>392にじわりと焦りを覚えていたから、…だからきっとあんな失言をしてしまったんだ。]
(427) 2015/11/22(Sun) 14時頃