[とっさに手を出して抱きかかえたため、 辛うじて彼女が硬い床に打ち付けられるのは 避ける事が出来る。 跳ねた扉は勢いがついており、彼女が即座に 手を伸ばして閉め直して、大きな音が廊下へと響いた。 彼女の部屋の中、目の端に見えたのは、] ──蠍、か?
(426) 2013/01/13(Sun) 05時頃