[ 彼が鞄を探り出せば、何をするかの察しはついた為、僕もその間にメモ帳にお返事をさらさら。]
" 母では無いけれど
付き添ってくれる人は居る。"
[ 彼がツヴァイクに入ったのと、チアキが活動に参加していた時期に被りがあったか記憶は曖昧。けれどサミュエルさんの時( >>241 )と同様に、敢えて名前は出さず。みんなを驚かせようなんて企んでいたり。
彼の方へ文字を向けて、相手のスケッチブックの‘感情’を読み取る。毎回、僕の心をほっこりさせてくれるもの。
どんな表情であっても、その心遣いが嬉しくて、僕はいつもそれを指差しては、顔で真似をして見せる。同じ笑顔でも、些細な変化( >>279 )は確りと届いた。]
( ………どうだろうね? )
[ 続いた言葉には、傾けた首に声を乗せて。"でも見つかるといいね!"と、告げようとしたけれど、急いでいる様子だったから、文字にはせずに。にこりと微笑んで、その背を見送った。]*
(423) 2015/11/20(Fri) 00時頃