[すぐにノックの音がして掛け布団をかけたため、己のせいでキルロイのそけい部に残酷な刻印が刻まれてしまったことには、気付けなかった>>406]
食事を、届けてたんだ。
キルロイさんは、今は寝てる。
[ドアの前にいたのは、想像通り影流の姿だった>>414
驚いた様子には、あながち嘘ではない報告をする。
その声は聞こえているのかいないのか、『入っていいか』という問いかけも、こちらの返事を聞く前に影流は室内へと足を踏み入れる。
食事を届けに来ただけならば、影流の入室を拒む理由はない。止めたら、逆に不審がられるだろう。
キルロイが寝ているのなら、このまま四井は退室してよいはずだ。しかし、もし布団をめくられたりしたら。その時は、弁明をしなければならない。
絶対にキルロイに恥はかかせたくない。もし、そのような最悪の事態になったら。
自分が淫気にかどわかされて、無抵抗なキルロイに無理矢理迫ったのだと、言うつもりだった**]
(417) 2016/06/09(Thu) 01時半頃