……っ ゎあ[それがどんな花を模したものか、どんな花言葉を持つのか、僕にはわからなかったけれど。ぎゅう、と傍らにいたホレーショーせんせいの掌を握り締めた。たくさんの降りそそぐしあわせが終わる前に。底に少しだけ水の溜まった卵を温めて あたためて。その蓋を開いた。舞い上がったあたたかいそれは、神木さまの葉の下で蟠り、そこからさまざまな光のカーテンが広がる。その光は、白い星や花にも僅かな彩りを与えて。数秒の内に消え去った。]
(416) 2016/10/15(Sat) 12時頃