186 通い慣れた路、桜の下で君を想う


【人】 本屋 ベネット

[そういえば、咲原の約束の相手って鳥井だったよな。
……やっぱり、咲原と何かあったんだろうか。
おれが知らないだけで、元々恋人だったとか。
喧嘩でもして、その相談だったりするのかな。

もや、もやと胸の奥が苦しいような気がしたけれど
そんなものは知らないふりをして鳥井を見れば、
視線を落とした彼は、さっきみた咲原と重なる。]

 鳥井こそ、どうなの。

[彼の表情は、読めないけれど。
せめて、元気になってほしいから。
相談してくれるのなら、乗ってあげたいって思う。
少し心配そうな声が出た、かもしれない。

まあ、恋人云々は勘違いなのだけれど。*]

(415) 2016/03/14(Mon) 02時頃

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