[自分の手で、血で、精で、ヒトを吸血種にしたのは、初めてだった。手順こそ知ってはいても、ここから先どのように変化するのか、男は知らない。突き上げた腰を引く事無く、緩く掻き乱して馴染ませ、喉奥を鳴らし呼吸を整えた] ――どう…? 変化は…、[肉体の組織変化、身を焼くような飢餓感に襲われると伝い聞く。飢餓感を満たす為、再び口付け舌を噛ませ――噛み千切られる痛みに背筋を震わせ、淡く腰を揺らめかせ] ――…新世界へ、ようこそ …どんな味が、する…?[恍惚感に濡れた眼差しを彼へと注ぎ、微笑んだ*]
(413) 2014/02/02(Sun) 03時半頃