[白い肢体へ、吸血種の血を浴びせる。正確には、塗り込んでいくに近かった。
パンツラインへ指を掛け、ボトムスと下着を引き摺り下ろし、双丘の割れ目を指で辿り]
…此処は初めて、かな
力を抜いて、って、まあ…、無理か
[痛みによりエレクトした自己の肉茎を緩く扱く頃には、少しばかりは窄まりも解れていくか。
初めてでなくとも、ただ結合を求めるだけの行為の前で、彼は痛みに喘ぐだろう。
少しでも、痛みに囚われぬようにと…血塗れた指先は彼の屹立を探り、緩く握って上下に擦り]
――… ッ 、ァ……、
[拒絶するよう閉ざした窄まりへ、肉傘をめり込ませていく。
食い千切られるような下肢への痛みはそのまま、甘い毒のように指の先まで悦楽を齎し。
忙しなく身の裡を叩く鼓動を彼に伝うよう、左胸を逆十字へ押し当て、その身を搔き抱き――
やがて、彼の深い部分へと欲望を吐き出した]
(412) 2014/02/02(Sun) 03時半頃