[ラルフに纏わり付く、低く、穏やかな男の声は、いつしか、甘く柔らかな女の歌声に変わっていた。動かない男に手を伸ばす>>369、ラルフを引き留める様に肩に、ふわり纏わり付く、何か。それが腕を伸ばし、ラルフの目を塞ぎ、瞼を伏せさせる。淡く光る、透けた…何か…――華奢な、女の掌だった。感触が、あるのか、ないのか、微妙なその女の形をしたものは、柔らかな胸にラルフの頭を抱き込んで、途絶えぬ子守唄を…――彼の意識を奪う不可思議な歌声で歌い続ける。そうして、彼の意識を奪い穏やかな眠りの淵へと無理矢理引きずり込んで、血の模様に口付けを落とす所作は、自室を去る際に黍炉が、フィリップに贈ったものと、同じ所作。それが呪術の一環だったか、精霊や、はたまた亡霊の類か、知る者は、この場に居ない*]
(411) 2014/02/04(Tue) 05時頃
sol・la
ななころび
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