[咳払い、咳払い。
怒りを露わにする相手>>405に、そんなに診療所へ行きたいのか。と、内心もやもやとしたものを噛み潰しながらも、鼻を鳴らして意地を張った。]
貴様に何度も轢かれて嬉しいわけがあるか、出来るなら踏まれるほうが好みに決まっているだろう。
ともかく、エリアスよ。
貴様はつべこべ言わずに私の家に来るが良い。
ラストエリクサーは切らしているが、救急箱くらいはある。
否は認めない、断じて認めない。
絶対に、診療所へは、あの男の下へは行かせん。
[真剣な眼差しを彼に投げかけ、勢いづけて立ち上がる。
途中、可笑しな発露があったが、ノリであって特に意味はない。ちょっとエリアスをドン引きさせるくらいの効果しかないはずだ。
少し歪んでしまった自転車の籠にびぃえる小説を放り込み、ひょいと軽い体躯に腕を回し、荷台に彼を乗せた。
ちゃっかりと横向きで抱えて、ライドオンさせるのは普段から格好良いことを研究するが故の、ストレートな所作。]
(409) 2013/12/11(Wed) 21時頃