俺が知った訳じゃない、
キミがまるで隠してくれなかっただけだ。
それで邪魔だと言われても、
俺はもう呆れる以外にする事が無い。
キミは、皆に甘え過ぎだ。
他者への迷惑は顧みずに、自分は好き勝手をしでかして、それまで騙し裏切って居た癖に、いざ困ったら情に訴えて如何にかしようなんて、もう、馬鹿にしているとしか思えない。
裏切るなら最後まで冷酷に、せめて恨み憎ませろ、
それが出来ないなら…泣き付く位なら最初から頼れ、
…俺を友と思ってくれるならば、最初に話してくれたらよかったんだ。
そうしたら、キミを止める事も出来た。
キミを手伝う事だって、出来た。
最初に、俺を信じてくれなかった事が、…キミに信じて貰える友で在れなかった己が、何よりも悲しいよ、トレイル。
[思う侭に話したら、伝言には随分長かった。
手紙でも書いておけばよかったなァ、なんて少しだけ申し訳無そうに、おどけた所作で肩を竦めてまた笑った]
(408) 2014/02/04(Tue) 04時半頃