― キリシマの家を出る間際 ―[抱いた師の体は思っていたよりもずっと小さくて驚いた……なんて事があるはずも無く。いつもと変わらない声に、言葉に、髪を掻き回す手の容赦無さ(>>364)に、彼の健在ぶりを示されたようで嬉しかった。安心もした。「生きろ」という真っ直ぐな言葉が響く。頭の奥に。じんわりと。細くした目でキリシマを見つめて。深く頷き。またしても攻撃を受けてしまった後頭部をさすり師と別れて、その家を後にした。*]
(404) 2013/05/14(Tue) 10時半頃