[前に立つよう言われて>>382素直に従う。何が来るか分からないが、俺が命張って後ろの二人が無事ならそれでいい。そっちの方が勝利に近い気もする]
うい、遅れんなよ。
[階段を警戒しながら一段一段登り進めていく。無数に天井から垂れ下がる触手は相変わらずぬらぬらてらてらと気持ちが悪い。
通信機でJと通信する五月雨>>388を見て、あ、と気付いてポケットをまさぐると、さきほど入り込んだ触手の汁にまみれた、通信機だったものが出てきた]
うわ……これダメじゃねーか……Jにまた叱られんじゃねーか俺……。
[勝手に突っ走ってはよくこういう細かい備品類をダメにしてたまに怒られるのだ。かつて前線を共にしていた時も怒られていたが、こうしてベテランや幹部の領域に達した今でもそれは変わらない。
べとべとの汁をまとったそれの電源スイッチを入れてみたが、何の反応もなし。また一つ、下らぬものを壊してしまった……]
(404) 2016/06/06(Mon) 00時半頃