[ そのまま メモも奪われるかと思ったけど 僅か眉を寄せ 真直ぐを見せる俺とは対照的に 瞳をあわさない彼を 不思議そうに 聞こえたことばは 頼りない、 普段の威勢では考えられないような 蚊の鳴くような、 けれど 確かに乞われた『お願いに』 数秒 しぱしぱ、 押されれば よろり と、 強制的に距離を取らされるけれど 『えー?』 なんて ふざけて ]
(402) 2015/01/25(Sun) 02時頃