―回想・ある年の夏休み―
[その年の夏は両親が共に多忙であったため、夏休みの間、母方の祖父母の家に預けられることになった。]
おばあちゃん!公園にいってくるね!
[公園に行ってみれば、同じような年代の子たちが遊んでいたりして]
わたしもまぜて―!
え?わたし?わたしは、はやみはるか!なつやすみのあいだ、おばあちゃんちにいることになったの!
[子供同士、打ち解けるのは早く、 一緒に鬼ごっこやサッカー、いろんなことをして遊んだだろう。 多少上下の学年の子もいただろうか。]
あ、おばあちゃんちここなんだ。うん、ママの、みかみのおばあちゃんなの。またあした、あそぼうね!バイバイ!
[そして夏休みも終わる頃。迎えに来た母親と帰る前。]
また、みかみのおばあちゃんちにきたら、あそんでね!
[夏休みの最後に公園で遊ぶ子たちに別れの挨拶をして姿を消した、夏の間の『友達』。 「すり抜けるように走り、なかなか捕まらない、『はるか』ちゃん」が記憶残った者もいるかもしれない。]*
(399) 2017/09/18(Mon) 22時半頃