[塾を後にする前に、トレイルにちゃっかり高カロリーの食べ物をリクエストしといた。
食べ物に分類されている物の中に食べれない物なんて、ないない、あるわけない。
他の講師から飴や駄菓子をもらえれば、遠慮がちにお礼を言いながらも、それもきちんと貰っといた。
久々に顔を出したから、くれたのかな?とそんな風に思い、大して気にも留めていない。]
……?
[顔見知りに心配そうに見られている。何があったのだろうか?考えてみても、思い当たることがない。
何かと注目を集めやすいルーカスが、色んな場所で自分への敵意らしきもの>>179、>>276、>>374を叫んでいたためとはむろん知らない。]
あれ……―――?
[どこからか彼の絶叫が聞こえてきた気がした。それも自分の住むアパートがある方角から。
迷った末に、アパートに背を向けて歩き出した。ルーカスのコートはもう手元にない。返せと言われても困るから、逃げるのみ。
そもそも、大学生でバイト三昧の自分は日中ほぼ家にいるわけもない。そろそろ授業の時間も迫っている。
大学に向けて歩いて行けば、途中電池が少なくなっている携帯がメールの受信をする。]
(390) 2013/12/09(Mon) 00時半頃