[手を放すどころか、寄りかかってきた(>>378)ジリヤに内心あたふたしていた。相手はおそらくハンターとはいえ見た目はか弱い女の子だ。どこを持ったものか非常に扱いに困る。
おまけにジリヤの手にぬれタオルを添える使用人の女性(>>@312)…両手に花?そんなに楽しい状況でもない気がする。なにより酔っ払いには体勢がつらい。
彼女に女の子を任せようとしたが、同じく泡盛に噎せ返るペラジーの元へと行ってしまった(>>@323)。]
…ひとりで立てるかい?きみ…えっと…まだ名前を聞いていなかったな。
きみの名前、おしえてくれるかい。
[女の子(>>378)に尋ねた。ペラジーが名前を呼んでいた気がするが覚えていない。]
で、あー…あの。で…できれば手を貸してくれるとありがたいなーなんて…
[泡盛に敗れ去ったふたりを見てひたすら大笑いしていた女性(>>375)に助けを求めるような目線を投げたところで、]
『どうか此度の宴に愉しんでくれたまえ』
[頭の中に、人ならざるモノの声が、確かに響いた。]
(389) 2014/11/03(Mon) 22時半頃